「一番話を聞いてみたい人に会いにいこう」
と思って、本棚の本を1冊ずつ確認した去年の夏。
現時点の知りうる情報量の中で一番会ってみたかったのは、
非電化工房の藤村先生だった。

そして、縁あって10月から
「地方で仕事を創る塾」というものに参加できて、
今日が最終日だった。
hidenka
『月に3万円しか稼げないビジネスには競争も生じない。
 だから仲間と協力して進めることができる。
 みんなで生み出して、みんなで教えあう…
 「分かち合いのビジネス」が実現できるかもしれない。
 そう言ったら、オジサンたちは、せせら笑った。
 若者たちは、うなずいた。
 グローバリズムの未来に明るい絵を描くのは、
 もはや脂ぎったオジサンだけだろう。
 多くの人が真の豊かさを求めて、ローカル化を志向し始めた。
 やがては経済が地域で持続的に循環し、地方に仕事があふれる時代になるだろう。』
藤村靖之

自給力を楽しみながら上げていって、
支出を減らしていく。
それが引き続きの目標であり土台。

去年の4月に淡河町に移住した。
子どもを増やそう!というスローガンがある。
よそから来たよそ者の目で見れば、
自立してかっこよく働く人がたくさんいるし、
町をおもしろくしようという若者がいるし、
それを一緒になって応援してくれる先輩がいるし、
相談に乗ってくれる人もいる。
移住者が増えないわけがないと思ったりする。
でも色んな課題があって、子どもが減っている。
よそ者はどこまでいってもよそ者だけど、
よそ者だからこそできることがあると思うし、
この地域が何を求めていて
自分はどんな役に立てるのか
もっともっと脳みそ使わないとなーと
じっくり考えた日々だった。

できれば子どもや家族といる時間も
1分でも多くなったら嬉しいなぁと思いつつ…。

失敗したらビールで乾杯。
そんな感じで小さくたくさん動いてみる。