もはやブログの主旨と何一つ関係ない内容になるけれど、熱を込めて書く。
先日、私の送別会ということで「もっこす全店制覇」というリクエストを出した。
先日、私の送別会ということで「もっこす全店制覇」というリクエストを出した。
『もっこす』とは、神戸及び周辺地域のみに店を構える中華そば屋である。
私の前職の思い出は、このもっこすと共にあったと言っても過言ではない。
学生時代に深夜にラーメンという大人の階段を登ったこと、職員になってからも深夜まで及んだ仕事の後や徹夜で作業せざるを得ない時の一時休憩・・・、誰かの車が存在した瞬間、我々は足繁くもっこすへ足を運んだ。
私の前職の思い出は、このもっこすと共にあったと言っても過言ではない。
学生時代に深夜にラーメンという大人の階段を登ったこと、職員になってからも深夜まで及んだ仕事の後や徹夜で作業せざるを得ない時の一時休憩・・・、誰かの車が存在した瞬間、我々は足繁くもっこすへ足を運んだ。
送別会は、ぜひもっこすと共に送り出してほしいという願いを込めてお願いした(結果、フランス料理のフルコース並にみなさまにお金を使わせてしまった)。
もっこすは、2015年11月現在12店舗存在している。それを24時間ですべて回るというチャレンジングな送別会である。
もちろん朝から食事は抜き、万全の体制を整える。
いよいよ始まった。まずは事務所から一番近い西宮店。
1、西宮店
住所:兵庫県西宮市産所町11−22
我ながらとても楽しそうな表情をしている。もっこすのイメージボーイになれるくらいの勢いだ。なぜなら倒れるほど腹が減っており、今まさに食事を取れる瞬間だからだ。
中華そば 750円
※今回はすべて半麺でオーダーしている。
うまい、相当うまい。空腹に勝る調味料なし。ただし、店員さんがワンオペで忙しそうであった。
心に余裕がありワクワクしている場合、もう次のことを考えているものだ。正直12店舗目の1店舗目なので、記憶がほとんどない。
この挑戦、半麺ならいける。余裕な気もしてきた。意気揚々と2店目へ。
2、王子公園店
住所:兵庫県神戸市中央区割塚通1丁目4−1
楽しそうな雰囲気が溢れ出ている。
中華そば 780円。ねぎの積み方が芸術的。
ここのお店の店員さん(おそらく社員さん)がとんでもなくよい人であった。半麺を注文したところ、同じ値段なのに申し訳ないという返答をいただいため、もっこす全店制覇をするんですと答えてみた。すると失笑と苦笑いの中間のような笑みを浮かべ、興味を持っていただき色々と教えてくれた。
・もっこすには直営店とのれん分けがある。(後に気付いたが、直営とのれん分け店では値段やメニューが違う。)
・昔、スープは各店舗で作っていたが、今は1箇所で作っているため原則味は同じである。(これから10店舗回るのにそれ言わないで・・・・・・・・・・・・・・・・・。)
そして、
「○○店は知ってる?」
とかなり丁寧に教えてくださったが、スケジュールを決めたTさんが
「あ、そこは営業時間○○時までなんで明日の朝行く予定ですね。」
などと社員顔負けの知識を披露し、さらにお引きになられていた。
ただ最後には、
「ブログなどにまとめたら教えてくださいね。」
と言われ店を後にした。
自分の店だけでなく、もっこすグループ全体の繁栄を願っている雰囲気を感じる社員さんであった。
だからこうして私も燃える炎のようにブログを書いている。
3、花隈店
住所:兵庫県神戸市中央区元町高架通3-216
おそらく電車の駅からもっとも近い店舗。20時前ということで時間的にもお客さんで溢れていた。
中華そば 780円。チャーシューは沈めるスタイル。
やはり直営店。確かな味である。
正直、はじめはこの3店舗くらいで限界が来るのではないかと思っていたが、半麺という注文が通ることが分かったため、ここまでは非常に余裕であった。
「いける。」
そう思い、神戸空港に到着した理事長を迎えに車を走らせた。
4、兵庫店
住所:兵庫県神戸市兵庫区三川口町2丁目5−15
理事長や事務局長なども一挙合流。大所帯となる。
既に3杯食べた人間と腹を空かせた人間の格差がある状態でスタート。
中華そば 750円。
太めのねぎを使用しており、これまでの店よりシャキシャキして存在感を示している。
心なしかスープに浮かぶ脂の量が多かった気がする。今思えば、この1杯による満腹中枢へのダメージが非常に大きかったと察する。
5、板宿店
住所:兵庫県神戸市須磨区前池町3丁目1−3 森ビル 1F
次第に身体に不調を感じる。明らかにワクワクしなくなってきた。そしてこの店舗。色々と不思議な点が多い。
・本社からの値上げ要請を断り、値段据え置きでやっているとの張り紙。このアナーキーな雰囲気はなんだ。
・汁なし担々麺ってなんだ。これはもっこすなのか。
中華そば 630円(安!)
クオリティーはほぼ一緒(というか味の違いを感じれなくなってきた)。味よりも、このままあと3店も回って中華そばを食べることができるのかという心配ごとが頭を支配する。
どうにか体調を整えようと、次の店舗へは徒歩で向かった。そしてコーヒーを飲んで口の中をリセットした。 しかし限界は近づいていた。
6、高速長田店
住所:兵庫県神戸市長田区北町1丁目4−1
左から、「1店目」「6店目」「6店目」「6店目」「3店目」「3店目」「6店目」
人間は短時間で中華そばを大量摂取するとこのような表情になるということが如実に伝わってくる。
そしてコーヒーを胃袋に入れたことによって余計に気持ち悪くなる。無死満塁で松井(裕)を投入した小久保のような采配ミスである。
餃子 値段不明。そして味も記憶も不明。
身の危険を感じてしまったため、中華そばを頼む勇気を持てず餃子を注文。周りには、
「あと2店で食べきるための布石。」
などと言い訳をしていたが、もう脳もあまり動いていない状況であった。
これが1店目である大学生の青年は、豪快にチャーシュー麺。
一応全店で中華そばを撮るという意地だけは見せて店を後にする。
7、石屋川店
住所:兵庫県神戸市灘区徳井町1丁目2−1
これまでに最も行った回数の多いであろう思い出の地、石屋川店。車を駐めるとこんな時間(0時越え)にも関わらず、女性の同僚の方が来てくれた。ああなんと嬉しきことよ。そうだった、今は送別会なんだ。何一つ思い出話をしていない。車は終始全員無言である。忘れてしまうところであった。
我々の心を映し出すようについに写真まで真っ暗である。「も」という文字は燦々と輝いている。
中華そば 780円。
我が青春の店舗。左右対称に突き出たチャーシューと崩れないネギのオブジェが芸術的である。
高速長田店を餃子で交わしたのはでかい。
いける。
そして一つ言えることは、腹はいっぱいだが味に飽きていないということだ。やはりここにもっこすのポテンシャルを感じる。
そしてついに深夜1時過ぎ、本日最後の店に到着する。
8、大倉山総本山
住所:兵庫県神戸市 中央区楠町7丁目1−3
『総本山』
響きがよい。日本中の修行僧が集まりそうな名前だ。
夜中の1時を回っても店内は賑わっている。さすが総本山。
中華そば 780円。
美しすぎるチャーシューの七芒星。そして花びらのように散りばめられたネギ。
これが総本山の芸術か。感嘆するしかない。
そしてもっこすの洗礼を受けたのか、総本山でついに私は悟りを開いてしまった。
『味、一緒・・・。』
夜中の1時に自分でも意味不明なことを書いたなと思いつつ、そのまま倒れるように寝た。
9、(2日目)舞子店
住所:兵庫県神戸市垂水区清水が丘3丁目4
時間というものは神秘的である。あの意味不明なフリップを出した7時間後、私たちは千豆を食べたサイヤ人のように体力及び精神力を取り戻し、舞子店の前に立っていた。
明るい日差しが入り込む店内へ。朝中華そばというのも中々オツである。
中華そば 780円。
うまい。やはりもっこすはうまい。五臓六腑に染み渡る。
何度でも書くが、昨日あれだけ食べたのに、胃袋さえ空けばまた圧倒的なうまさを感じるのだ。これはもう神戸が生んだ奇跡としか言いようがない。
10、工場店
住所:兵庫県神戸市灘区味泥町8−26
ついに最も気になる店舗にやってきた。
総本山。誰しもがここがアジトだと思うだろう。
しかしそれは違う。すべての供給源はここなのだ。
時間と共に味が劣化していくのが世の常であるのならば、供給源であるこの地で作られた中華そばが一番おいしいはずではないか。
もっこす界では檄レアな株式会社の看板と共に。そして記念すべき10店目。
中華そば 780円。
チャーシューに勢いがある。
うまい。
もぎたてのトマトがうまいのと同じ原理である。
工場店というブランドに後押しされ、どのメンバーも、
「ここが一番うまい。」
と口を揃えて言っていた。ブランドの舌への貢献力は絶大であった。
ついに2桁を達成した。あと2店舗だ。
嬉しさと共に、さみしさも押し寄せてきた。
11、明石店
住所:兵庫県明石市 大道町2丁目12−14
西宮市から神戸市内に滞留し、ついに明石市へ。今年オープンした新規店舗。
半ラーメン 550円。
ここには半ラーメンというメニューがあり、それを注文。半ラーメンにも関わらずネギの多さに愛を感じる。
明石店はきれいな店舗ときれいなお姉さんがいて、明らかに他の店舗とは違う雰囲気を醸し出していた。
しかし・・・。
「あ、あの人昨日高速長田店におった人や!!」
なんと、長田から明石に瞬間移動したかのごとく、昨日出会った店員さんが明石店でも働いていた。もはやこの方こそMr.もっこすに違いない。
Mr.もっこす感半端ない。
お客さんが少ない時間帯だったこともあり、もっこす勉強会を開いていただいた。
・スープは一緒だが、各店舗で微妙に味を付け足したりしているところもある。
・回転が早い店舗とそうでない店舗では味の濃さに違いが出てくる可能性がある。
・土日はスープがさらにおいしいはず。
などなど、本当に丁寧に、熱く教えていただいた。王子公園店もだが、店員さんのもっこすへの愛は胸を打つ。
ありがとうございました!ついに最終店!
12 、谷上店
住所:兵庫県 神戸市北区谷上西町15-11
おそらく最も標高の高い店舗であろう。「天空のもっこす」ということで、最終店舗に相応しい。
ついにここまで来た・・・。泣けてくる・・・。
最後はくじを引いてメニューを決めた。
送別される身にふさわしい『チャーシュー麺大盛』という豪快な花火を食べることとなった。
チャーシュー麺(大盛) 1,100円
まるでこれからの門出を祝ってくれるかのような盛大なチャーシュー。
満腹中枢がタオルを投げる前に一心不乱にすすり込む。
うまい。
ストレート細麺ありがとう。
チャーシューありがとう。
ネギともやしのアクセントありがとう。
飽きのこないスープありがとう。
花を添えるたくあんとニラキムチもありがとう。
これまでの20時間や、大学時代からの思い出をチャーシューで包み込んで胸にしまい、旅を終えた。
【総括】
もっこすはやはり神戸が誇る素晴らしい中華そばであった。
これはもう『もっこす』という1つの文化の域に入ったと言っても過言ではない。
ただ一人間として気付いた教訓は、中華そばは1日1杯程度にしておけということだ。
家に着いた後、意志とは裏腹にあんなに身体が動かなかったことは人生でも稀有なことであった。
そう、もっこすを食べ続けるためにも、我々は健康であり続けなければいけないんだ。
君も『もっこす』という奇跡を体感しよう。
1、西宮店
住所:兵庫県西宮市産所町11−22
我ながらとても楽しそうな表情をしている。もっこすのイメージボーイになれるくらいの勢いだ。なぜなら倒れるほど腹が減っており、今まさに食事を取れる瞬間だからだ。
中華そば 750円
※今回はすべて半麺でオーダーしている。
うまい、相当うまい。空腹に勝る調味料なし。ただし、店員さんがワンオペで忙しそうであった。
心に余裕がありワクワクしている場合、もう次のことを考えているものだ。正直12店舗目の1店舗目なので、記憶がほとんどない。
この挑戦、半麺ならいける。余裕な気もしてきた。意気揚々と2店目へ。
2、王子公園店
住所:兵庫県神戸市中央区割塚通1丁目4−1
楽しそうな雰囲気が溢れ出ている。
中華そば 780円。ねぎの積み方が芸術的。
ここのお店の店員さん(おそらく社員さん)がとんでもなくよい人であった。半麺を注文したところ、同じ値段なのに申し訳ないという返答をいただいため、もっこす全店制覇をするんですと答えてみた。すると失笑と苦笑いの中間のような笑みを浮かべ、興味を持っていただき色々と教えてくれた。
・もっこすには直営店とのれん分けがある。(後に気付いたが、直営とのれん分け店では値段やメニューが違う。)
・昔、スープは各店舗で作っていたが、今は1箇所で作っているため原則味は同じである。(これから10店舗回るのにそれ言わないで・・・・・・・・・・・・・・・・・。)
そして、
「○○店は知ってる?」
とかなり丁寧に教えてくださったが、スケジュールを決めたTさんが
「あ、そこは営業時間○○時までなんで明日の朝行く予定ですね。」
などと社員顔負けの知識を披露し、さらにお引きになられていた。
ただ最後には、
「ブログなどにまとめたら教えてくださいね。」
と言われ店を後にした。
自分の店だけでなく、もっこすグループ全体の繁栄を願っている雰囲気を感じる社員さんであった。
だからこうして私も燃える炎のようにブログを書いている。
3、花隈店
住所:兵庫県神戸市中央区元町高架通3-216
おそらく電車の駅からもっとも近い店舗。20時前ということで時間的にもお客さんで溢れていた。
中華そば 780円。チャーシューは沈めるスタイル。
やはり直営店。確かな味である。
正直、はじめはこの3店舗くらいで限界が来るのではないかと思っていたが、半麺という注文が通ることが分かったため、ここまでは非常に余裕であった。
「いける。」
そう思い、神戸空港に到着した理事長を迎えに車を走らせた。
4、兵庫店
住所:兵庫県神戸市兵庫区三川口町2丁目5−15
理事長や事務局長なども一挙合流。大所帯となる。
既に3杯食べた人間と腹を空かせた人間の格差がある状態でスタート。
中華そば 750円。
太めのねぎを使用しており、これまでの店よりシャキシャキして存在感を示している。
心なしかスープに浮かぶ脂の量が多かった気がする。今思えば、この1杯による満腹中枢へのダメージが非常に大きかったと察する。
5、板宿店
住所:兵庫県神戸市須磨区前池町3丁目1−3 森ビル 1F
次第に身体に不調を感じる。明らかにワクワクしなくなってきた。そしてこの店舗。色々と不思議な点が多い。
・本社からの値上げ要請を断り、値段据え置きでやっているとの張り紙。このアナーキーな雰囲気はなんだ。
・汁なし担々麺ってなんだ。これはもっこすなのか。
中華そば 630円(安!)
クオリティーはほぼ一緒(というか味の違いを感じれなくなってきた)。味よりも、このままあと3店も回って中華そばを食べることができるのかという心配ごとが頭を支配する。
どうにか体調を整えようと、次の店舗へは徒歩で向かった。そしてコーヒーを飲んで口の中をリセットした。 しかし限界は近づいていた。
6、高速長田店
住所:兵庫県神戸市長田区北町1丁目4−1
左から、「1店目」「6店目」「6店目」「6店目」「3店目」「3店目」「6店目」
人間は短時間で中華そばを大量摂取するとこのような表情になるということが如実に伝わってくる。
そしてコーヒーを胃袋に入れたことによって余計に気持ち悪くなる。無死満塁で松井(裕)を投入した小久保のような采配ミスである。
餃子 値段不明。そして味も記憶も不明。
身の危険を感じてしまったため、中華そばを頼む勇気を持てず餃子を注文。周りには、
「あと2店で食べきるための布石。」
などと言い訳をしていたが、もう脳もあまり動いていない状況であった。
これが1店目である大学生の青年は、豪快にチャーシュー麺。
一応全店で中華そばを撮るという意地だけは見せて店を後にする。
7、石屋川店
住所:兵庫県神戸市灘区徳井町1丁目2−1
これまでに最も行った回数の多いであろう思い出の地、石屋川店。車を駐めるとこんな時間(0時越え)にも関わらず、女性の同僚の方が来てくれた。ああなんと嬉しきことよ。そうだった、今は送別会なんだ。何一つ思い出話をしていない。車は終始全員無言である。忘れてしまうところであった。
我々の心を映し出すようについに写真まで真っ暗である。「も」という文字は燦々と輝いている。
中華そば 780円。
我が青春の店舗。左右対称に突き出たチャーシューと崩れないネギのオブジェが芸術的である。
高速長田店を餃子で交わしたのはでかい。
いける。
そして一つ言えることは、腹はいっぱいだが味に飽きていないということだ。やはりここにもっこすのポテンシャルを感じる。
そしてついに深夜1時過ぎ、本日最後の店に到着する。
8、大倉山総本山
住所:兵庫県神戸市 中央区楠町7丁目1−3
『総本山』
響きがよい。日本中の修行僧が集まりそうな名前だ。
夜中の1時を回っても店内は賑わっている。さすが総本山。
中華そば 780円。
美しすぎるチャーシューの七芒星。そして花びらのように散りばめられたネギ。
これが総本山の芸術か。感嘆するしかない。
そしてもっこすの洗礼を受けたのか、総本山でついに私は悟りを開いてしまった。
『味、一緒・・・。』
夜中の1時に自分でも意味不明なことを書いたなと思いつつ、そのまま倒れるように寝た。
9、(2日目)舞子店
住所:兵庫県神戸市垂水区清水が丘3丁目4
時間というものは神秘的である。あの意味不明なフリップを出した7時間後、私たちは千豆を食べたサイヤ人のように体力及び精神力を取り戻し、舞子店の前に立っていた。
明るい日差しが入り込む店内へ。朝中華そばというのも中々オツである。
中華そば 780円。
うまい。やはりもっこすはうまい。五臓六腑に染み渡る。
何度でも書くが、昨日あれだけ食べたのに、胃袋さえ空けばまた圧倒的なうまさを感じるのだ。これはもう神戸が生んだ奇跡としか言いようがない。
10、工場店
住所:兵庫県神戸市灘区味泥町8−26
ついに最も気になる店舗にやってきた。
総本山。誰しもがここがアジトだと思うだろう。
しかしそれは違う。すべての供給源はここなのだ。
時間と共に味が劣化していくのが世の常であるのならば、供給源であるこの地で作られた中華そばが一番おいしいはずではないか。
もっこす界では檄レアな株式会社の看板と共に。そして記念すべき10店目。
中華そば 780円。
チャーシューに勢いがある。
うまい。
もぎたてのトマトがうまいのと同じ原理である。
工場店というブランドに後押しされ、どのメンバーも、
「ここが一番うまい。」
と口を揃えて言っていた。ブランドの舌への貢献力は絶大であった。
ついに2桁を達成した。あと2店舗だ。
嬉しさと共に、さみしさも押し寄せてきた。
11、明石店
住所:兵庫県明石市 大道町2丁目12−14
西宮市から神戸市内に滞留し、ついに明石市へ。今年オープンした新規店舗。
半ラーメン 550円。
ここには半ラーメンというメニューがあり、それを注文。半ラーメンにも関わらずネギの多さに愛を感じる。
明石店はきれいな店舗ときれいなお姉さんがいて、明らかに他の店舗とは違う雰囲気を醸し出していた。
しかし・・・。
「あ、あの人昨日高速長田店におった人や!!」
なんと、長田から明石に瞬間移動したかのごとく、昨日出会った店員さんが明石店でも働いていた。もはやこの方こそMr.もっこすに違いない。
Mr.もっこす感半端ない。
お客さんが少ない時間帯だったこともあり、もっこす勉強会を開いていただいた。
・スープは一緒だが、各店舗で微妙に味を付け足したりしているところもある。
・回転が早い店舗とそうでない店舗では味の濃さに違いが出てくる可能性がある。
・土日はスープがさらにおいしいはず。
などなど、本当に丁寧に、熱く教えていただいた。王子公園店もだが、店員さんのもっこすへの愛は胸を打つ。
ありがとうございました!ついに最終店!
12 、谷上店
住所:兵庫県 神戸市北区谷上西町15-11
おそらく最も標高の高い店舗であろう。「天空のもっこす」ということで、最終店舗に相応しい。
ついにここまで来た・・・。泣けてくる・・・。
最後はくじを引いてメニューを決めた。
送別される身にふさわしい『チャーシュー麺大盛』という豪快な花火を食べることとなった。
チャーシュー麺(大盛) 1,100円
まるでこれからの門出を祝ってくれるかのような盛大なチャーシュー。
満腹中枢がタオルを投げる前に一心不乱にすすり込む。
うまい。
ストレート細麺ありがとう。
チャーシューありがとう。
ネギともやしのアクセントありがとう。
飽きのこないスープありがとう。
花を添えるたくあんとニラキムチもありがとう。
これまでの20時間や、大学時代からの思い出をチャーシューで包み込んで胸にしまい、旅を終えた。
【総括】
もっこすはやはり神戸が誇る素晴らしい中華そばであった。
これはもう『もっこす』という1つの文化の域に入ったと言っても過言ではない。
ただ一人間として気付いた教訓は、中華そばは1日1杯程度にしておけということだ。
家に着いた後、意志とは裏腹にあんなに身体が動かなかったことは人生でも稀有なことであった。
そう、もっこすを食べ続けるためにも、我々は健康であり続けなければいけないんだ。
君も『もっこす』という奇跡を体感しよう。