無事農村地域に引っ越しを果たし、移住の際に力になってくれた友人に誘ってもらって、地域の子どもを増やそうと活動している方々に混ぜてもらいました。

その名も「淡河ワッショイ」
最初は「?」と思いましたが、今ではしっくりきてとても好きな名前です。
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農村地域ということもあり、メンバーは個人事業主や経営者の方がその大部分を占めていました。
普通、会社などの組織というのは、野球やサッカーの守備位置や打順、ポジションと一緒で、それぞれに適したメンバーが集まって集団となります。例えばしばし前の日ハムのオーダーで考えると、

1、(中)陽     →飛び込み営業
2、(二)田中    →資料請求対応
3、(右)糸井    →契約
4、(左)中田    →契約
5、(一)稲葉    →契約
6、(DH)ホフパワー→物流
7、(三)小谷野  →クレーム処理
8、(捕)鶴岡    →総務
9、(遊)金子誠  →経理

みたいな感じですが、ワッショイのメンバーは、

1、(中)ペ-ニャ
2、(二)ウッズ
3、(右)ペタジーニ
4、(一)バース
5、(左)バレンティン
6、(DH)ブライアント
7、(三)ラミレス
8、(補)マルティネス
9、(遊)デストラーデ

と並び、キャラと守備位置が全く合っていない状態です。
基本的に全員が1人で点が取れるので、爆発すると全員でホームランを打って大量得点が入りますが、噛み合わないと話が飛びまくる、話聞いてない、まったく議論にならない、結果全員三振みたいな極端なチームです。

これまでも少しずつ少しずつ地域の信頼を得ていきながら活動が広がってきました。幼稚園の園庭を芝生にしたり、塾が遠くていきにくかった地域の子どもたちに学習支援を行ったり、地域のマップを作ったりと、決して大規模な収益事業を作り上げたとかではないけれど、今までできなかったことを少しずつ進めておられました。

そんな中に混ぜてもらって、自分も仕事以外のできる範囲内で色々一緒にやりたい。そう思っていました。

が、なかなかもどかしい日々が続きます。

「今日の夜ちょっと集まれる?」
「今町内おる?ちょっとお願いしたいことあるんやけど。」

そういう声かけにことごとく応えられなかったのです。もちろん誰もが本業があるので毎回そういう要望に応えられるわけがないのは当然なのですが、それにしても何一つ応えられなかったのです。これではいつまでも仲間として認めてもらえるのは無理だなと感じていました。

また引っ越した当初は古民家の雰囲気などに酔いしれていましたが、ある時ふと、
「結局平日はほぼ寝に帰ってるだけだし、これだったらどこに住んでても一緒・・・。」
と思ってしまった瞬間がありました。往復2時間以上かけて西宮の職場まで出勤し、朝から晩まで西宮にいたので、町内の人の顔を知ろうにも町内にいなければどうしようもありません。

そして農村に引っ越して気付いたことは、町を維持していくためには、そこに住む人々は少しずつ役割を背負う必要があるということです。町内会、消防団、学校のPTA、畑周りの草刈り、地域行事・・・。前の家でも自治会の一員を務めていましたが、まあ農村はそれ以上に役割が多いこと多いこと。
仕事だけやっていればいいということにはなりません。地域の方々を見ていると、そういう役割を担うことを織り込んだ上に、仕事があるという感じを受けました。

自分としても、仕事が面倒くさいからとかダラダラする時間がほしいから早く帰りたいというわけでなく、地域の役割を担ったり子どもを育てるということを考えたとき、本来はそういう時間と仕事を共存させるように仕事を組み立てないといけないんだなと考えさせられました。

「ワークライフバランス」という言葉も(言葉だけは)定着しましたが、個人的なイメージとしては仕事と「余暇」のバランスという雰囲気があったので、別に余暇はそこまでいらないよという感じでしたが、地域活動とか子育ての時間を取るということについては、大きな話でいえば社会をちょっとはましな方に立て直すための重要なゲリラ戦になるんじゃないかなと思い始めていました。

今の職場との契約もあと1年半。次に挑戦したいことはこういうことかなというのが見えてきました。

(次でたぶんおしまい)