月18日から土日で開いている『つるまきサツマイモ農園』、ほぼ1か月たち途中経過を記してみます。

1 閑古鳥が鳴いている。
予想通りではあったけれど、いきなり初年度から人が溢れるのは難しい。聞くところによると、保育園や幼稚園と提携できるかどうかが重要らしく、個人のお客さんだけで全部掘ってもらおうとするのはかなり難しいようです。また畑が奥まっているのもあまりないようで、普通の観光農園は大きな道路に面していて旗を掲げておけば、通りすがりに来てくれる人も結構いるとのこと。た、確かに。

2 やりたいことは間違っていないと思う(強がり)
一方で、大きな道路に面していないことは自分としてはメリットだと思っていて、少し隠れ家的な場所で子どもが走り回れたりゆっくりできることを望んでいる人はいるのではないかと思っている。この農園は掘るだけではなく、古民家の母屋でゆっくりしたり周りで遊んでくださいとチラシに書いているので、チラシを見て予約をしてくれた人はお弁当を持って来てくださり、芋を掘ったあとも母屋でゆっくりして子どもたちは虫捕りや土遊びに勤しんで2時間以上いてくれる方々も多い。
芋掘り自体も大きな目的ではあるけれど、こういう観光農園とか農業体験は体験して終わりではなくもう一つ何かくっつける必要がある時代になっているような気がして、自分としては古民家でゆっくりとか、親が無理に遊び場を用意しなくても、子どもたちはその辺で虫捕りをして楽しんでいる(むしろ芋掘りもっと楽しんで君たちという感じである)その風景が価値になっているのではないかと思う。奇跡が起きて人が同時にわんさか来るとこのまったり感が提供できないので微妙なとことではあるけれど、数少ないお客さんの内2時間近くいる方がほぼ半数なので、この狙いはもっと押していきたい。
そして、未だに古本は1冊も売れてない…。
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(大学時代の友人、ありがとう。そして痩せよう。)
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(芋を掘っているときのテンションより…)
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(虫捕りの方が熱い!)
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(ヘビの抜け殻を発見し、大人も見入る。)
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(ホースで水を引っ張り、泥まみれ。)
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(外が飽きたら母屋で組み体操。そんでまた外へ!)

3 知らせるって難しい
今までやってきた『名前はまだない大学』というワークショップは、基本的に友人と会いたいがためにやっていたのでFacebookで告知していればよかったけれど、こういうものってどこで宣伝したらよいのだろうか迷っている。一応Facebookの広告、チラシを作って町内のお店や都市部のカフェに置かせてもらったりしているが、知らせるというのは難しい。
最初に入社した会社でもやったが、普通お店を開く際は近隣エリアにポスティングしたり折込チラシを頼んだりするが、農村の場合、芋などいくらでも植わっているので近所に告知しても意味がない(爆)。しかもFacebook大好きおじさん世代には耳の痛い「最近の人はTwitterかインスタかLINEですよ。」という情報もあり、一体いくつSNSに手出せばいいんですか勘弁してください状態です。
そしてなんだかんだでチラシを見て来ましたというのが一番威力があるようで、やはり紙媒体は今でも大切なのだと実感しているところです。この投稿を読んでお情けでチラシを置いてやるという方がいましたらぜひご連絡いただけますと幸いです。チラシが土だらけにならないよう注意を払いながらサツマイモと共に送付させていただきます。
つるまきサツマイモ農園(表)
つるまきサツマイモ農園(裏)

あと1か月くらいは寒さに負けずいけるかな?さてさてどうなるか。
思い通りにいかないことも山ほどあるけれど、野菜を育てて誰かに買ってもらってというこの一連の流れ、想像以上に楽しいのです。