高校生の頃、日本中の青年たちの例に漏れずTHE BLUE HEARTSに心酔していた。
 
しかしブルーハーツは既に解散しており、ヒロトとマーシーはハイロウズというバンドを結成して活動を続けていた。
 
アニメの主題歌にもなったこの曲を聴いたとき、 
「ダセえ!!全く牙をむいてない!」
と思った。
ブルーハーツが持つ初期衝動的な燃え盛るエネルギーや言葉を、ほとんど感じなかった。
それからハイロウズのCDは聴かれることもなく、ヒロトとマーシーは戦うことから距離を置いたんだなと勝手に解釈していた。
 
それからもう17年ほど。
 
いやいやしかし、なんのなんの。
年を重ねて分かることがある。
 
この曲は、大いなる戦いであり、挑発であり、皮肉であり、希望である。
 
33歳とは、ヒロトとマーシーがこの曲を作ったときのことである。
 
胸がドキドキ?
こんなことを言う33歳はダサいかもねぇ。
でもきっと、それを求めなくなった33歳はもっとダサいよねぇ。
  
自分に言い聞かせるようにこの曲を3回繰り返した車の中。
 
33歳の鶴巻もどうぞよろしくお願いします。
 
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えらくもないし
りっぱでもない
わかってるのは胸のドキドキ
答えでもない本当でもない
信じてるのは胸のドキドキ
胸のドキドキだけ
 
胸がドキドキ/ THE HIGH-LOWS