本陣跡が一般オープンを迎えた記念すべき最初の夏に、やっぱり地元の子に最初にお泊まりしてほしいと思い企画。

夕飯を作って、かき氷食べて、花火して、寝るだけというものだったけど、井上陽水『少年時代』ばりにハートフルに書き記そうと思ったのに、子どもたちの行動はやはり偉大であった。

■□■本陣お泊まりウォーズ■□■
 
1、本陣の職人により、蚊帳が設置される。
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2、地域の方のご協力をいただき、みんなでカレーを作る。
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3、みんなでおいしく食べる。
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4、かき氷も食べ、花火なんかもやっちゃう。
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5、寝床決めで、争いも起きず男子が蚊帳、女子が2階という民主的な決定が下される。
 
6、男子たちが、雨戸全開の中変な人が侵入してきたらどうするのかという主張を始め、不安に包まれる。
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7、2階にいる女子に、2階で寝ていいか交渉し始める。
 
8、「一緒の部屋で寝たらええやん!」と女子側が提案し、なぜか1部屋に全員集合して寝ようとする感動シーンが生まれる。
 
9、おぞましい暑さに苛まれる。
 
10、「やっぱり蚊帳で寝る。」という合理的な判断を下した賢者に、男女関係なく数名がついていく。
 
11、男女の配慮をしてあげた意味もなく、男女混合でそれぞれの寝床にいる。
 
12、早く寝てほしい(宿直の願い)※ここまでを本陣跡保存会のメンバーに報告。
 
13、33歳の宿直の横で、恋バナを始める小学生高学年たち。農村の光通信より早いネットワークに気を付けるべし。

14、早く寝てほしい(2回目の願い)

15、無風すぎて23時過ぎても暑い。森山直太朗は少し早かった模様。

16、23:45、ようやく撃沈。
 
17、一人蚊帳の外のため、羽虫の来襲を浴び、寝付けない。(蚊帳の外の意味を体感する)

18、宿直も本陣にびびったか、ちょっとした音が気になり、その度に目が覚める。

19、真夜中でも異様に暑い時間が続く。

20、急に起こされ、トイレに行っていいか聞かれる(君のビジョンを遮るものは何もないよ。迷わず出し切ればいいさ。)

21、急に起こされ、鼻血を出したという報告を受け、近くにティッシュがなくパニック。

22、3:30頃、階段から降りる音や喋り声が聞こえる。どうやら数名が寝るのを諦めた模様。

23、30分我慢したが声のトーンが下がらなかった(むしろ上がった)ので、学生時代のキャンプリーダー以来ガチトーンで叱る。

24、なんか夜が明けてきた。

やはり子ども相手は裏方の方が向いていると10年以上ぶりに痛感した夜。
 
思い出深き夜になりました。
子どもたちにとってもそうなっていたらこれ幸いです。