先週は、なぜか実績マウントを繰り広げる機会が多い週であった。

個人で仕事を取りにいっている以上、人に出会う場に行ったり呼んでもらえるのはこの上なくありがたいことである。しかし、自分のことをやや盛り気味で短時間で説明するというのは、やはり疲れる。盛り気味で喋ってしまった時や、自分より歳が下の人に偉そうに喋ってしまった日の帰りは、たいてい虚しさに沈んでいる。ジョン・ライドンが見てたら「クソ。」って言われるだろうなと。

こういう時に、プロダクトで黙らせることができる人はかっこいいなと思うけれど、何もないので口先だけで奮闘する。

そして何の仕事をしているか短時間では説明できないので、端折ろうとした結果、
「色々仕事させてもらって現代版の百姓になれたらと思ってます。」
「あ、農家さんなんですね。」
「いや農家じゃないんです。」
という謎の禅問答を繰り広げるのがお決まりのパターンになってきた。

それぞれがこれまでの実績や今やっていることを嫌味のない雰囲気でかつ攻めるところはドスドスいく実績マウントの取り合いのような時間は中々大変である。
仕事柄幸いにも、実績マウントを一方的に取ろうとする脂ぎったおっさんに出会うことはほとんどないので恵まれている。
何かを否定するわけでもなく、仕事をしている以上こうやって互いにマウントを決めようとしながら白黒つけようとする(一緒に仕事するのか、しないのか)ことからは逃げられない。

というわけで、週に何度かこういう場があると特にMPの消耗が激しいわけだが、今週末は町民運動会があり参加した。

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普段まちづくりをしているメンバーの方々はもちろん、自分の地区の消防団の方々を中心に異様なまでに自分の地区に愛着がわき、運動会の運営は地元の同世代のイケメンたちがその一旦を担っていて、小さな子どもたちはその辺を走り回っている。競技に参加する度にもらえる参加賞が軍手とかポリ手袋とか実用的すぎて笑えた。
 
淡河町の中だけでも色んなコミュニティの知り合いがいて、それぞれが輻輳的に重なり合っている。

この何とも言えない幸福感はなんだろうと思った。
誰がすごいとか仕事できるとかそんなことは関係なく、老若男女それぞれの存在そのものが空間を彩っている。

白黒はっきりさせない場所や人間関係を、僕たちは持たないといけないような気がする。
また少し意味が分かったような、日曜の帰り道に聴いた大好きな唄。

はっきりさせなくてもいい
あやふやなまんまでいい
僕達はなんとなくしあわせになるんだ
夕暮れ/THE BLUE HEARTS