振り返ってシリーズその2。
個人的には、人を雇って仕事を作り出している方々は本当にすごいと思っている。
独立してなおさら、自分一人で自分一人分の稼ぎをかき集めている方が誰にも迷惑かけないし、気楽だと思ってしまう。その思考の延長には、事務所などもわざわざ借りなくても家で仕事すればいいし、固定費をなるべく減らして無理して売り上げを確保するようなこともしなくていいのであればそうしたいという思考に繋がっている。

かつて研修に行った非電化工房の藤村先生から教わったことに、
自由時間を増やす/支出を減らす
仕事の時間をなるべく減らして自由な時間を増やす。増やした時間で自給率を高めると支出が少なくなるから、収入も少なくてもよい。少ない収入でよければ、仕事の時間は減らせる。罠から抜け出せるかもしれない。

借金と固定費をゼロにする
固定費というのは、家賃のように、売り上げに関係なく出ていくお金のことだ。借金と固定費をゼロにすれば、ノーリスクになる。無邪気にチャレンジできる。
ということもあり、中々その通りにはできてないけれど(特に自給への取り組みはほぼ皆無。米のみ)、基本的な思考としてはいつも持っている。

ただ現時点では、仕事を減らすという方向よりは、色んなことを経験してみたいし、誘っていただいたことがありがたすぎて断りたくないということで、増える方向に向かった1年であった。

そしてよく分かったことは、自分の身体は一つしかないということだ(当たり前すぎ)。

これまでの仕事に新しい仕事を追加するためには、
①仕事をする日を増やす。
②仕事の処理速度を上げる
③これまでの仕事の量を減らし、そこに突っ込む。
という方法が考えられる。

①仕事をする日を増やす。
サツマイモなどは作付面積を拡大したので、かなり土日を使って作業することになった。また土日や1週間の出張などで仕事をいただいて、そのまま帰ってきて翌日から溜まった別の仕事をまた1週間突っ走るみたいなことも増えた。

②仕事の処理速度を上げる。
これは中々限界がある。プロ野球でも33歳なら球速は落ちる一方だし。

③これまでの仕事の量を減らし、そこに突っ込む。
これは主に日当で仕事をいただいている仕事をお休みし、そこに新しい日当ベースの仕事を入れているので、仕事の種類は増えても売り上げは微増に留まってしまうという最もせつない展開である。

というわけで、例えば不動産投資やブログのアフィリエイトのように不労所得的なものを持たない限り、人間の時間は1日24時間しかないので、2年目にしてほぼ限界値に達してしまった感はある。
これ以上増やすと子どもといる時間が大幅に減ってしまうので、リスクを取って独立した根本の理由がなくなってしまう。あと地域活動もできなくなってしまう。

そして専門性を高める仕事の仕方ではないので、1日の単価を上げるというのも中々難しい状況である。
最後の希望は干し芋しかないな…ふふふ…。

「生活するにあたって、本当に必要な額はいくらなのか。」
「額と自給の折り合いが一番よくなるのはどれくらいなのか。」
「生きる上で何を大切にするのか。」
をいつも立ち返って考えなければいけないなと思う。

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