昨日は台風のため、消防団として13時過ぎから日付が変わるまで地域の公会堂で待機。
 
台風で詰めるなんて昔はなかったとよく聞くが、地域の防災のためとは言え、確かにこの拘束時間ややり方はどうにかならないのかという疑念はある。
今は昔と違いLINEグループとかで団員同士すぐ連絡取り合えるし、情報は随時ネットで取れるし携帯にエリアメールくるし、自宅待機とか交代制とかで、最も接近した数時間だけ全員で詰めるとか、もっと合理的な方法はあると思う。先輩方は自分たちを日付が変わった頃に家に帰してくれたが、先輩方が引き続き深夜まで詰めていたことを考えると、頭が下がるという美談的なことだけで片付けてはいけないような気がする。
「みんな協力したくないわけじゃないねん、自分の村のことなんやから。でも台風でも出てくるのが当たり前になってきてるし、人数も減ってやることも増えてこんなやり方しとったらそら消防団入りたくないって言うのは当たり前や。」
というのは、残念ながら同意せざるを得ないと思ってしまった。

そもそもただでさえ現役世代の男が少ないのに、その男たちが1か所に集まっているというのは、それぞれの家が逆に危険なのではないかとも思うし、水害の場合、状況の見回りよりも、避難指示情報を漏れなく近隣へ伝え回るとか、特に高齢者の方をきちっと避難場所へ連れて行くという事の方が重要なのではないかと思ったりした。川が決壊したってそれをなんとかすることはできないのだから…。

とちょっと思ったことを書きつつ(色々すみません)、でも見回りをすると先輩方からかなり大事な知見を得ることができるのもまた事実であり。

例えば昨日は家の真上にあるため池も、長雨から台風の流れでかなり水位が上がり危険であったから、一応家族は妻の実家の方に行ってもらったりと、そういう判断ができる。また、山の水が入ってきているから、雨が止んだ数時間後まで危険やからすぐに近づいたらだめだとか、ここの側溝は詰まりやすいとか、このレベルの水位ならまだ大丈夫とか、色んな暗黙知を聞くことの重要性は、非常に大切であると感じている。
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かつて住んでいた各都市部では、台風でこんなあたふたするということはなかったので、そもそも台風をあまり怖いものだと思っていない節もある。台風でややこしいのは交通網が混乱するくらいで、台風の直接的な被害というのを感じたことはかつてほとんどなかった気がする。

実際見回りすると、
「あ、これ以上降ったらやばいな。」
というのが目の前で起きているし、総出でことにあたる意味もよく分かってきた。
これで地域の人の命や安全が守られてきているのだから、やらないとだめだなとなんだかんだで納得できてしまったり。

こうしてかつてなかった異常レベルの災害が頻発するのは、人間のこれまでの営みのせいなのか。
色々と考えることはありますね。