先週1週間、近隣の高校からの依頼で1週間インターン生を受け入れることに。
地元淡河の子でした。
 
ただ、1週間畑をしているわけではなく自分の農園ではそんなに仕事がないので(猛爆)、色々な体験と、特に色んな大人に会ってもらおうと思った。

【月(1日目)】
台風の余波で大雨警報が出続けており、いきなり中止。

【火(2日目)】
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午前中は保育所の芋掘り受け入れだったので、一緒にお手伝いしてもらう。
本当は前日にすべての下準備を一緒にできればもっと当事者意識が持てたのにと残念に思いながらも、とても上手に子どもたちと関わってくれた。120人ほど子どもが来てカオスだったので非常に助かる。
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午後は淡河の設計士村上さんのところに仕事の打ち合わせで同行。
自分の住んでいる街にこんな素敵な設計をする人がいるというのを知ってほしかったという狙い通り、結構な衝撃を受けたようであった。ただ村上さんも中学の時の友人のお父さんということで顔見知りであった。彼は会うとこ会うとこですべて誰かと繋がっており、この町で悪いことできない運命にあるなと思う。本人は窮屈やろうけど、こういうのいいなー。
夜は六甲に引っ張り出して大学生向けのセミナーを一緒に聴いてほしかったけど、淡河に一人で戻れないため断念。

【水】
静岡で仕事のためなし。結局3日間のみの活動となる…。

【木(3日目)】
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茅葺きの仕事に連れていく。まさかの同じクラスの子の家という奇遇感満載。
そしてかつて淡河の農村歌舞伎舞台を葺き替えた後に、お披露目会で中2の時に出し物をしたらしい。色々繋がり過ぎてて笑える。
職人さんたちの様子を見て、とてもかっこいいと刺激を受けた様子。父親も農機具に強いようで、そうやって手に職があることの誇りやかっこよさを再認識したよう。

【金(4日目)】
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午前中は、ひたすらに芋掘りインターン。超絶助かる。ありがとうありがとうありがとう。
ペースも落ちず、とても丁寧に仕事をしてくれた。

午後は商品開発と銘打ち、1週間案を出してもらったサツマイモのお菓子を男2人でせこせこ作る。
「小さい子どもが食べられるもの」
というペルソナを設定し、たまごを使わないたまご?ボーロと、カステラを作ってみた。
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ボーロの方は紫芋が鮮やかに映えたが、カステラの紫芋は完全にミスった感。
色々仕事が溜まっていて先延ばしにしていたけれど、彼が来てくれたことによってゆっくりとこういう時間が取れたのはとても良かったなと。また色々作ってみよう。


「僕学力ないんで。」
としきりに言っていたけれど、丁寧に仕事するし、周りをみて次に何したらいいか気が付くし、よく笑うし、人との関係性がとても素晴らしい子で、きちんと努力すればとてもいい仕事をしておもしろい人生を歩めると思った。
でも彼の環境として、部活も2人しかおらず、中々本気で取り組む場所がないのもよく分かった。
そんな話をした夜、プロ野球のドラフトが行われ見ていたが、やはり人は環境の生き物で、環境があるからがんばれるのだと思った。
そんな環境を高校の外にも作ってあげられたら。
せっかくの出会ったご縁、またなんかしましょう!
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