ヨリカフェイベント
今年も西宮の親子カフェ『YORICAFE』さんと一緒にイベントをすることになりました。
今年はこれまでより連続性を持って、里山で季節の移り変わりを感じながら半年間親子の時間を作ります。


『手触りのある体験をつくる』
「手触り」という言葉は、里山や農村に住んでいるとよく聞かれる言葉で、僕自身もとても好きな言葉です。
里山でのこうした活動が良いかどうかは、特に明確な根拠があるわけでも、テストの点に現れるものでもありません。
でも確実に、人としての根幹をなすものだと思っています。

便利なシステムが次々と生まれ、仮想の世界が広がり、きっと10年、20年先に社会に出る子どもたちも、その大きなうねりの中で生きていくことでしょう。
こうした流れは抗えるものではなく、ましてや否定するものでもありません。

一方で、どこまでいっても、人は、服を着て寒さを凌ぎ、生き物を食べて飢えを凌ぎ、身体を休める家を持って雨風を凌ぎながら生きる生き物でもあります。
それらは、天から降ってくるものではなく、誰かの手によって作られていたり、命をいただいているものです。

パソコンやスマホで完結することが彼らの世界観のすべてであってはいけない。
手で触り、感触を確かめ、ものづくりをする。
里山をめぐる環境は何一つ思い通りにいかないことを知り、勝ち負けではなく、折り合いをつけるという感覚を知る。
そういう感覚を持った上で、ロジカルな思考や深い洞察ができるような、そんなバランスが取れた人になってほしいなと願っています。
それは子どもだけでなく、きっと僕たち大人も忘れかけている感覚なのかもしれません。

この活動は、何もかもを用意しているテーマパークやイベントではありません。
子どもも学び、大人も学び、みなで里山での親子の時間を形作っていきます。

手触りのある体験を、共に。



詳しい日程や料金はこちらからご確認ください。