丸々1週間、宮城県にて研修のお手伝いをしています(あとラストスパート3日間)。2年とちょっと生活した場所なので、身体がすぐに馴染む感じ。
 
震災の復興活動として、様々なことを新入社員のみなさんが取り組みます。
 
雄勝花物語という津波で流されてしまった地にガーデンを作る地元の方々のお手伝い。
 
今回担当したグループは、砕石で地面を固め、砂で埋めて平にして、レンガを敷き詰めていく作業。
文字にするのは簡単だけど、やってみると難しい。
グループのメンバーと試行錯誤しながら少しずつ進めていく。

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作業をする姿を見て、なんていい表情をするんだろうといつも思う。
 
彼らが生まれ育つ環境の中で、文字や、コミュニケーションや、画面上のものに偏りすぎていないだろうか。
 
もちろんすべてを仕事にすることは難しいけれど、週に1回とか、休日とか、五感で感覚を確かめながら身体を動かすような日を作るって、これからますます重要になっていくのではないだろうか。
 
若者と関わる中で、自分が本当に伝えたいことって何だろう。
もしかしたら社会が求めているものとはやや毛色が違うかもしれないけれど、あなたが「いいな。」って思ってくれたら、損はさせないぜと胸を張って言ってあげられるようなこと。
 
最近はそんなことをよく考える。
 
復興活動や地域の営みは、何かを提供しようと思いながら実は受け取るものばかりで、そしてそのエッセンスがたっぷり詰まっている気がする。