今日は、石巻での出張が終わり、仙台で働いていた頃の恩師と帰る前に食事。
先生という職業には就いたことがないが、ずっと教育の分野で働いてきた。
それは自分の子育てでも大いに活かされている。
人の成長には個体差がある。平均と必要以上に比較する必要はない。
子どもが楽しんでいる間に、読み聞かせなどで言葉の数を増やしてあげるのが大事。
子育ては両親だけでやるものではない。社会から預かっているものという気持ちで、色んな人にお世話になりながら育てていきなさい。
子育てでぶつかるであろう壁を、ほとんど子育てする前に教えてもらっていたような気がする。
教育というものはすぐに結果が出るものではない。
「爆発するかしないか分からない時限爆弾をせっせと作り続けているようなもの。」
もう一人の恩師はそんなことを言っていたような気がする。
教育という分野は、周りから見て仕事ができそうに見える世界でも、箔がつく分野でもない。
それは、独立してなおさらよく実感することになった。
でも、生活には直結している。
衣食住を自分の手でと思って生活を切り替えてきたが、教育だって生活に直結しているのだ。
子どもを産み育てる。
そのプロセスにおいて大事なことを、仕事を通じて山ほど学び、教えてもらっているのだ。
世の中は悲しい事件が続くが、子育てに関するちょっとした知識が、そして周りの関わりが必要不可欠だということが、当たり前のように伝承していく世の中であったらいいなと思う。