「昔あげたハイスタの赤坂BLITZのライブのVHSまだもってる??」
(ほぼ1年ぶりとかの連絡なんだから、久しぶりとかつけろよ。)
「いや、もうどっかいったわ。俺も見たくなったんだけど。」
(借りパクした挙句なくしてごめんなさい。)
という懐かしいやりとりをお盆前に高校の友人と布石のようにする。
夏の日の早い時間に実家を出ると、そのまま部活に向かうような、文化祭の準備に向かうような。
混んでさえいなければ、電車での移動は快適。
移動しているという感覚もなくなり、本を読んだり、音楽を聴いたり、考え事に没頭できる。
聴いてる音楽も、あの頃と大して変わってない。
そして仕事も、南の島の生活を再現するというなんとも不思議なもので、まさに文化祭のときに教室の中に演劇の舞台を作っていった思い出と重なった。

(懐かしの文化祭舞台。このまま教室に原状復帰しなくていいのにと当時思った。)



(南の島の生活様式や、色々な屋根の展示。あるもので工夫するという知恵。そして竹との戯れが家の壁になり報われる。)

(懐かしの文化祭舞台。このまま教室に原状復帰しなくていいのにと当時思った。)



(南の島の生活様式や、色々な屋根の展示。あるもので工夫するという知恵。そして竹との戯れが家の壁になり報われる。)
作っているもののレベルは比較厳禁だが、目の前のものを一生懸命加工するという感覚も、大して変わってない。
文化祭のあの準備の時間が、本当に楽しかった。
そして今回の4日間も、語彙力のかけらもないが、純粋に楽しかった。
「楽しいのが一番」
「ホントそれ。30代でそう言える人生になってきてひとまずよかったかな」
「多少収入低くても死なないし。つまんない方が死んじゃうしな」
やりとりの続き。