来週末の農村イベント最終回に向け、備品の準備日。
 
先月頭に稲木干しをしたため、この分に関しては昔ながらの道具でお米にしていかないといけない。
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ちょうど9月頃、一緒に茅葺きの現場に入っている伊丹さんより、
「唐箕が燃やされる!」
という投稿があり、引き取ることに(これによって稲木干しをする決定打になった)。

その後、同じく茅葺きの親方の親方である塩澤さんより、足踏み脱穀機も頂戴することになった。
欲しいものを口に出していると、救いの神が現れるものである。

ただ2つともやや修理が必要な状況であった。
1か月以上放置し、ようやく本番前に尻に火が付きとりかかる。

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まず足踏み脱穀機。譲り受けた際、茅葺きの親方相良さんが
「バイク用のやつでグリスアップしといたから12000回転くらいまで回しても問題ないで。」
(→言っている意味がかけらも分かりません。)
ということで第一弾の調整をしてもらった。
 
後は回転部分の歯が抜け落ちているので、これを付け足す。
おそらく番線くらいの太さなので、ホームセンターで番線を買う。
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番線を切って並べてみる。
なんとなく雰囲気は近しい。おそらく用途は事足りるであろう。
ドリルで穴を開け、埋め込む。
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うまく紛れた。修理完了。

続いて唐箕。
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こちらが明治ものの唐箕。
燃やしてはいけません!!
 
手前の取っ手を回すと中の羽が回り風が起こり、
籾とそうでないものを選別するという道具。
 
この羽の1枚が外側の板にバコバコ当たる。
羽は楔で止められているが、釘で固定されていまっているためはずすのを断念。
左奥の四角い隙間から手を差し込んで、グラインダーで羽を20分くらい地道に削る。
 
当たらなくなりスムーズに回転するようになった。
直せるものだろうかと気を揉んでいた2つが一応使える目途がついた。
 
本番前に1度実験しよう。