※約8年ほど民間の学習教室や教育系NPOで働いてきたものによる個人的見解と仮説です。
※この期に及んで「Wi-Fi環境がない人はどうすんだ!」みたいな正義感に溢れたクレームは受け付けません。参考になる人だけしてください。
 
小学新3年生と年中の子どもがいる。神戸市もGWが終わるまで休校となった。
先日学校へ行って出してもらったプリントは、2年生の復習用のプリント。
 
さすがに家庭学習もちょいとやらないとというか、せっかくなので自習型で先の内容をやれるような方法を考えてみる。

①1日の学習時間
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(出典:http://himag.blog.jp/52984664.html
3年生の時間割はこんな感じである。多くは望まないので、音楽や体育などは除くと、だいたい1日3コマ分ほど。授業時間は45分だが、全体調整などの時間も考えれば、個人で学習する場合30分くらいあれば同じ効果が得られるのではないだろうか。となれば、30分×3コマで90分。90分勉強すれば、後はひたすらゲームをしていようがYouTubeを見ていようが許す。2コマの60分でも充分かもしれない。それくらいだと親の気持ちも楽になるのではないか。

②進め方
親自身もリモートワークなどをしている人も多いため、がっつり90分張り付いて指導し続けることは難しい。それを逆手にとり、張り付かなくてもある程度成立する方法を考えてみる。元々教えられ過ぎである。社会に出たらそんなに丁寧に教えてもらえない。ならば自分で学べるメンタルにしていきたい。

◆算数
YouTubeで、例えば「小3 算数」などと検索すると、10分くらいにまとまった動画が出てくる。家庭学習をさせようとすると、基本的に全部プリントやワークになってしまうので、それで長時間やるのは子どもにとってきつい。動画をうまく使いたい。

(10分)教科書やワークに準拠しそうな内容を選んで見せる(ここには多少親の下調べがいる)。
 ↓
(10分)ワーク等を解く。分からなかったら動画を見直したり教科書を見てみる。それでも分からなければ親が最低限のアドバイス。
 ↓
(10分)答え合わせ、確認。

※1 ワークの選び方
ワークが手元になく買い足す場合、なるべく文章題の少ないシンプルなものがよい。文章題は国語の能力も絡んでくるので何が原因でつまづいているのか分かりにくい。多くは望まないので、分かりにくい指導はなるべく避ける。また文章題は設問がイケてないものが山ほどあり、それによって子どもが混乱するケースが多い。「この問題が分からないのはあなたのせいではなくて問題が悪いから気にしなくていいよ。」と息子に言うことが多々ある。

※アドバイスの仕方
説明すればするほど子どもは混乱しがちである。特に算数や数学の場合は、偉人たちが編み出した方法によって我々凡人は問題が解けるのである。電車やスマホがどう動いているかよく分からないが、我々は日々電車に乗ったりスマホを使っている。乗り方や活用方法だけ淡々と教えればよい。多くは望まない。そして短時間でのアドバイスを意識すれば親のリモートワークもきっとはかどるはず(?)

※2020年4月12日追記
この記事を挙げた後、知り合いの数学の先生から連絡をもらい、下記のアプリがよいとのことでインストール(タブレットのみ)。

確かに非常に使いやすい。親の準備が0になり、かつやっている間もほぼ子どもだけで完結する。自分の息子の様子を見ると、復習がてら学年を1個下げたところくらいからスタートするのがよさそう。40日間無料なので、ひとまずの1カ月はこれに助けてもらってもいいかもしれない。


◆理科・社会

こちらも動画がある。理科についてはNHKが用意しているものが子どもも楽しんで見ていた。教科書にびっちり準拠させるのは難しいかもしれないが、こういう動画を見て、分かったことをノートに書くだけでもいいかもしれない。動画を見ても見っぱなしにすると記憶が定着しないので、分かったことを2~3個ノートに書くとよい。感想を書かせると苦痛に感じるので、あくまで分かった事実のみ。動画で喋っていることをそのままピックアップして書いてもよい。進めたり戻したりできるのが動画のよいところ。

また、ネット上にはこんなワークなどもあったが、分からないことはガンガンスマホで調べながら回答していけばいいと思われる。
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(出典:https://shien.ysn21.jp/gakushi/print.php?koushu_id=2&kyouka_id=6
もはや暗記することにはあまり意味がなく、知らないことをどう調べるかの方が重要。息子も方位磁針の情報をタブレットで調べて東西南北のことをなんとなく理解できていた。

親がそこまでやってられんという場合は、教科書に合わせなくても、例えば「まんが日本史」(※これはAmazonプライム)などを1本(約30分)見て、分かったことを書いてもらうだけでも充分ではないかと思う。30分なので1コマ分!とにかく子どもの中に何らかの知識が蓄えられたと思えば、それ以上はこの緊急時には望まないでおく。
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絵面は恐怖であった…。祈祷師、コロナもよろしく…(まんが日本史)
 
◆国語
国語は家庭学習が難しいが、多くは望まない学習法としては、システムでいける接続語などの問題を中心としたワークが家庭では進めやすいと思われる。

(こちらは前職で生活困窮者向けの学習支援事業を行政としていた時に使っていたが、自習型としてかなり使いやすかった。最初に働いた公文式が作っている問題集は、教材学習に経営資源のすべてを投下しているため、こうしたワークもよくできていると思います。Amazonでは軒並み売り切れているが…。)

③ほめ方
最後になるが、終わった後の声のかけ方である。仮に100点を取ったとすると、やはり親としては嬉しいので「100点すごいね!」と褒めたくなる。が、こう褒めてしまうと100点を取るか取らないかが価値基準となってしまうので、失敗の可能性が高い新しい学習に取り組みにくくなる。やはりここは、未知の領域に30分取り組んだこと自体に対して褒め続けてあげたいと思う。


なんか偉そうに書いてしまったが、書いたからには自分がやり切らないといけないので、宣言として。
また学校に通える日を願って。