神戸農村スタートアッププログラム2020開講。
コロナ禍の中、春先は実施できるかどうかすら分からなかったけれど、まずは無事開始できたこと、そしてたくさんの方に応募をいただいたことに力をいただいたような。
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土曜日は開講式と、神戸農村のことについての座学。

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日曜日は北区大沢町のフィールドワーク。
 
自分も事務局であたふたしながら、神戸農村の暮らしという講義を去年と同じく担当。
普段している移住相談会でも伝えているが、農村地域というのは独特で、
「来てほしい気持ちもあるが、分かってない人は来なくていい。」
という歓迎と拒絶を同時に含んでいる。コミュニティはどこでもそうと言えばそうだが。
別荘地と勘違いしている人とかめちゃくちゃ多いので。
スローライフしたい人は別荘地へどうぞ!!!
説明もどうしても厳しめのスタンスをとってしまいがち。
 
「『何かしたい!』よりも、生活者としてが先です。時間かかります。」
「消防団や地域活動に前向きに取り組めば色んな人が味方してくれます。」
というようなことをかみ砕きながら説明するものの、それはそれで農村側の都合のような気もして、言い過ぎてもいけないような感覚に陥りどう伝えるか毎回悩み多し。

自分のパート以外はみなさんのおかげで本当に手応えもあり面白く、無事土日の開講が終わった。

心地よい疲労感の中さあ家に帰ろうかという時に、宮城県は石巻の某首領(ドン)からの着信が。
このタイミング無理だろぉぉぉぉぉもう気力ねぇぇぇぇと思いつつ取らないと怒られるので取る。
 
宮城県は新卒の会社で配属された場所でもあり、その後震災があり復興活動に携わらせてもらい、今でも復興活動の仕事で行かせてもらっている。
どちらかというと、こちらが支援しているというか、震災直後は必死だったが途中からこちらが得るものがあまりに大きくなっていった。さらに今でも新卒の思い出の地であるところに(仕事で)いけるというのはありがたすぎて、機会をもらい続けているという感覚であった。

そんな石巻でお世話になりまくっている首領からの指令は、
「今年はもうお米や干し芋はできた~?またできたら買うから送りなさーい?」
というものであった。
去年も買ってくれたのだが、そもそも宮城にはめちゃくちゃうまい米あるじゃないですかボス?と思いつつだった。その後何気ない話をしていると、
「こういう形でしか恩返しできないからね~。これからも買うよ~。」
という言葉がふと返ってきた。
 
いやいやいやいや、恩返ししたいのはこっちなんですけど!?
その強烈な「逆じゃ!?」感を持ったまま電話は終了した。
 
電話を切ったあと、プログラムで話していたちょっとした違和感みたいなものがうっすら見えてきた。
たぶん、どっちからとかセオリーの話ではなく、お互いに恩返ししているみたいな関係性をたくさん作れることが大切なのではないだろうか。
それは農村特有のことではなくどの場所でも必要なことで、
「お金は出せるから空き家買えるだろう!?」
「誰にも邪魔されず庭先で畑しながらゆっくり過ごしたいんだよ。」
というお金だけで解決することや自分都合(だけ)ではないということだ。
 
「お互い様」がたくさん生まれる場所がきっと農村。自分の懐ももっと広く深くせねば。
素敵な参加者の方に今年も恵まれ、神戸農村スタートアッププログラムは今年も走ります。
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(写真は若き新スタッフのやまちゃん。いい写真撮るねー。)