今日はMICRO FARMERS SCHOOLで神戸市西区の農家さんのところへ見学へ。

普段ファーマーズマーケットでは笑顔で会話したり、SNSでは野菜が育っている様子を見たりしている。
ただ現場に実際足を運んで畑を移動しながらふと会話をしていると、それぞれに色々な問題が発生していて、それに立ち向かっていることが分かる。

農業は土に種や苗を植えれば作物が育つのだが、業として成立させるためには様々な要素が絡む。
天気、水の確保、機械、ハウス、病気、獣害。
一袋100円や200円の商品を必死に売っている中で、ハウスが強風でやられれば何十万、機械が壊れれば何十万、獣害や台風に遭遇したら売上が吹き飛ぶ。

リスクをコントロールするのが非常に難しい(と、他の仕事と兼業している自分は痛切に感じる)。
それでも、人が生きていく上でお金よりも必要なものを日々作っておられる。

自分も畑で一人で作業をしていて、天候も読めない日々が続くと、自分だけがそういう境遇に苛まれているとネガティブになってしまいがち。だが、こうして会話を交わすことでそれぞれがそれぞれの場所で必死になんとかしようとしている「気」みたいなものを近くで感じると、自分もがんばらねばと奮い立つ。
やっぱり「気」は近くにいないと感じられない。
こんなご時世、人との接触機会が制限されるのはさみしいものです。
 
とはいえ、この時期は色んな人が援農に来てくれることもエネルギーに繋がるし、逆に土に触れてもらうことで気持ちがすっきりしてくれたら嬉しいし、農業に限らず、こういう関係性を作りながら「お互い様」であれたらよいですな。

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そして、こうやって連携のネタをもらえるのがめちゃくちゃ楽しいですよね。