年齢や環境、出会う人によって、自分の価値観が大きく揺さぶられる日々。
神は何かを試すように、数年に1度こういうぐちゃぐちゃなことを一気に投下してくる。

そんな最中、敬愛するレコード会社PIZZA OF DEATHから2枚の新譜が発売された。
結論からいくとこの2枚の新譜は猛烈に素晴らしい出来なのだが、これを改めて聴いていて、自分のブレが補正されていくようであった。

オリコン1位を取ることがかっこいいと思っていた中学時代までの価値観を大きく破壊したのが、インディーズレーベルやバンドという存在だった。

自分たちで納得いくものを、自分たちで作って出す。
ファンや仲間は小さなライブハウスを駆けずり回って集めていく。
商業主義を否定しながら、でも飯を食うために稼がないといけない。
そのアホみたいな矛盾とかっこよさを両立させるためにいつまでも愚直に向き合っている。
 
そういう姿に、今後の人生をロックされてしまったのではないか。
だからこういう生き方をしているんじゃないのか。

このロゴの背景にある揺るがない軸が、すべての作品を力強く見せているのだ。

今回は、大御所の原点回帰と、その原点をきちんと掴んでくれた次世代バンドという涙が止まらないドラマ。
メロディック・パンクは不滅。
こうやって、意志は受け継がれていく。

自分もこういう生き方や影響の与え方をするんだ。


もうなんたるメロディーセンスと疾走感。ああ数倍レベルアップして原点戻ってきてるよ!
 

自分が好きなものを、次世代もよいと思ってくれるのが嬉しい。1:30の潔さ。